第181話 『遠山郷の奇祭』 (長野県/遠山郷〜静岡県/秋葉山 2012年12月15〜16日)

国重要無形文化財である“霜月まつり”を見るために、長野県の遠山郷にやって来ました。
奇祭という情報のみでやって来たので、ちょっと不安…

仕事を終えてやって来たのは21時45分… もう始まっているみたいです…

尾野島(八重河内)
正八幡神社

人をかき分け中へ入って見ると…
面を付けた子供たちが、腰に手を当て大きく足を踏み出し、上を向いて動きを止めるという独特な動きで
湯釜のまわりをまわっている… まさに奇祭…

41もの面が次々と登場しますが、中でも元気の良かったのが“しょんべんばあさ”…
笹を束ねたものを湯に浸し、観客に振りかけますが、観客をバシバシ叩く姿… 正しい儀式なのか? 

エキサイティング?

←白装束たちが
  制止してました。

面の最後は“猿”が登場! 体をかがめて何度も飛び跳ねる大変な舞で、祝福の意味があるようです。

最後に神送り。。

湯釜のまわりを5周半
もまわります。

祈って舞い、なぜか
大根も撒き散らしまし
た。

剣で湯飾りを切り捨てて儀式は終了〜♪

湯飾りは御利益があるそうです→

儀式が終了すると、皆におじやが振る舞われました。

             重要無形民族文化財指定↑
この祭りは『千と千尋の神隠し』の原点となりました。

翌朝、日本のチロル「下栗の里」へ向かいます。

到着。。
ここも遠山郷なんです(ノ^∇^)ノ

まずは、天空の里ビューポイントへ

傾斜面に点在する耕地や家屋が
                    素晴らしい!

オーストリアのチロル地方に景観が似ています。

南アルプスを望む景観も素晴らしい!
←兎岳(左)&聖岳(右)

再び国道沿いへ戻り、帰る途中で木造校舎見学自由の看板発見!

しかも、引越のサカイ TV・CMロケ地の看板も〜♪
「旧木沢小学校」です。

CMは、こんな感じです。

学校の先生が
 引っ越すCMですね。。

教室は、黒板を含めてCM撮影時のまま保存されていました。

校長室↑

山の資料館…

こんなものまで…

兎岳頂上直下にあった
米軍機の残骸。
戦時中操作ミスにより
墜落したものと思われる。

祭りの資料館…

猿の面↓発見!

「盛平山」へ移動〜♪

ここには、遠山一族の居城・和田城を復元した遠山郷土館が建っています。

↓徳川家康・遠山土佐守 対面の場

郷土館のとなり龍渕寺に、平成の名水100選「観音霊水」と樹齢500年の「観音大杉」があります。

←遠山一族の墓を鎮守する観音大杉

大杉には名前が付いていて、
左から光ちゃん、愛ちゃん、空ちゃん、
夫婦杉です。

観音霊水は、弱アルカリ性の硬水で、カルシウムとマグネシウム、
炭酸水素を非常に多く含むバランスのとれた名水です。

道の駅・遠山郷には、温泉「かぐらの湯」があります。

外にも中にも、霜月まつりの像&人形がありました。

朝からの露天風呂最高---------(*^ 0 ^A----------!!
きれいさっぱりしたら、静岡県方面へ出発〜o( ̄ー ̄\)☆ミLetsGo!

峠の国盗り綱引き合戦が行われる「兵越峠」までやって来ました。 

ここは毎年10月、長野県(信州軍)と静岡県(遠州軍)が、国境をかけて綱引き
対決する場所です。 ――(o ^o^)o―――o(^o^ o)――綱引き

↑告!この標識国取綱引合戦に於いて定めた国境である。行政の境にあらず。

勝った方が1m県境を相手方に
移動できますが、現在の国境は、
静岡県側に2m寄っていて →
長野県(信州軍)が優勢であります。

天竜川沿いに南下して… 平成の名水「阿多古川」に寄り道〜♪

阿多古川は天竜川の支流で、鮎が生息する
など水質がよく、平成の名水に選ばれた清流です。

浜松市までやってくるとすっかり夜になりました。 夕飯は浜松餃子だぜぃ〜♪

昭和28年創業の石松餃子さんは、屋台から営業を始めたという老舗浜松餃子店で、
並ばずにしては食べられないお店です。 30分近く待ちましたっo( >ω<)o

そして最後の目的地! “秋葉の火まつり”へ向かいますo( ̄^ ̄)o エッヘン!

ここ「秋葉山本宮秋葉神社」は、全国に点在する
秋葉神社の総本宮であり、創建は和銅2年(西暦
709年)です。
御祭神は、伊邪那岐・伊邪那美二柱の神の御子
で火の主宰神である火之迦具土大神で、御神徳
は、火の幸を恵み、悪火を鎮め、火防開運の神
として信仰されています。
黄金に輝く幸福の鳥居↑
平成5年に建立されました。

←本殿

秋葉神社の神紋は“七葉紅葉”であることが有名→
本殿内には、神紋の付いた大太鼓と大凧が飾られ
ていました。

まずは手筒花火から… オープニングみたいなものですね。

火柱が上がった後、手筒の底が破裂する“はね”で終了します。

舞台は神楽殿に移り、火まつりが始まりました。

弓の舞…
5本の矢を東西南北の四方に
放ち、最後に中央の天井に向
けて矢を放ちます。

剣の舞も終わり、
いよいよ火の舞…

松明が渡されました。

御神燈から火を移した松明が帰ってくると、舞の再開。。ε≡ε≡ε≡炎o^・ェ・^)o炎 ファイヤァアア!

火まつりが終わると、 ( ̄ー ̄?).....??アレ??
なぜか皆さん並び始めました…

何かが抽選で貰えるらしい…
火の消えた松明か?

何の列か判明しないまま
帰路につきました。(謎)。。

今回は、信州・霜月まつりと遠州・秋葉の火まつりを巡る旅となりました。。