第174話 『自然に学ぶ・大台ヶ原』 (奈良県/上北山〜大宇陀 2012年10月6日)
大台ヶ原にやってきました。ここは「日出ヶ岳(標高1695m)」を最高峰とし、
1400m〜1600mのゆるやかな起伏が続く台地で、年平均降水量が4000
mmを越える日本有数の多雨地帯として知られています。
ビジターセンターがあったので、
まずは立ち寄りです。
大台ヶ原を知る↑
大台ヶ原を考える↑
コケ展示↑
←コースマップ
大台ヶ原は、自由に入れる「東大台」と、手続きをしてか
ら入る「西大台」があります。
西大台への立入り人数は、土日祝日:50人、平日:30人
利用集中期は、土日祝日:100人、平日:50人となってお
り、10人を超える団体行動はできず、立入り前にビジター
センターで事前レクチャーを受講する必要があります。
10:51日出ヶ岳を目指して (/゜▽゜)o レッツゴー〜♪
1.6km歩いて…
↑斜めに撮ってみました。
コースには、↑この案内板があるので迷いません。
三叉路の展望台からは、海が見えます。
熊野灘↑
手前は紅葉↑
300m歩いて、日出ヶ岳(3190m)頂上に到着!
←山頂展望台
山頂標識!?→
文字が読み取れない…(T▽T;)
それにして、もなだらかな山です。
ハイキング気分で日本百名山を1つ制覇できました。
振り返ると、
(〃 ̄∇)」やっほ〜♪ / ̄\∞ ←日出ヶ岳
シロヤシオ→
紅葉がキレイ (* ̄(エ) ̄*)ポッ
案内板があり、学習しながら進んでゆきます。。
『鹿の影響がわかります』
・ブラウジングライン/樹木の下枝の高さがそろっているのは、鹿が首をのば
して枝葉を食べたからです。これをブライジングラインといいます。
・ミヤコザサの背丈/シカがミヤコザサを食べるため、ミヤコザサの背丈はあ
まり高くなりません。
・樹木の皮はぎ/シカが樹木の皮をはがした跡がみられます。100%枯れる
わけではありませんが、皮をはがされる度合いが大きくなると、枯れる確立
は大きくなります。
『動物のウンチ』
ウンチは、姿を観ることの少ない動物達の痕跡(フ
ィールドサイン)のひとつです。昼間は目にすること
のない夜行性動物でも、その形や大きさでどの動
物のウンチかわかることがあります。
『「けもの道」です』
ササのなかに細い道がいろんな方向についてい
ます。動物が、いつも同じ所を通るためについた
道(けもの道)です。この道は幅が狭く、時には
草に覆われてしまうなど、人が歩く道とはずいぶ
ん違います。
『動物の足跡』
・フィールドサインのひとつです/ここは、動物の水のみ場
や泥浴び場(ヌタ場)として利用されており、動物の足跡も
残っています。ここでは、かゆいのに手が届かない動物が、
「ヌタ場転がり」といって、転がりながら背中の虫をとったり
します。
指のある動物の足跡です→
牛石ヶ原には、神武天皇像(日本の初代天皇)が立っていました。
九州から大和に遠征した時に、天照大御神が教導した八咫烏に案内されて、熊野に上陸してここを通っ
たと言う伝説があります。
←弓の先に、三本足の八咫烏
そして遥か遠くに「中の滝」が見えました。。
中の滝は、落差250mを誇る西日本最大の滝で、日本
の滝100選に選ばれています。
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そして、13:02 最後のハシゴを登ったら大蛇ーに到着!
←赤と黄
2人です。
この滝も目的地のひとつでした→
『小さな働き者〜分解者たち〜』
ここ牛石ヶ原は、ニホンジカが多く、そのフンを食
料とする「フン虫」と呼ばれるコガネムシの仲間も
くらしています。センチコガネ類などのフン虫は、
フンの下に巣穴を掘って、フンを運び込み、幼虫
はこのフンを食べて大きくなります。
↑オオセンチコガネ(ルリセンチコガネ)
シオカラ谷経由で駐車場に戻ります。
↑シカ発見!
ここがシオカラ谷↑です。
15:30駐車場に戻ってきて、上北山村物産店に立ち寄り♪
←天ぷらうどん
大台ヶ原の情報→
もありました。
帰りに「大迫ダム」に寄り道〜♪
なんて事はありません。。
ただ、
あゆ塩焼を食べたくて…
止まっただけです(*^^)v
最後の〆は、やはり温泉。。
大宇陀温泉あきののゆ
に立ち寄って今回の旅
は終了です。。
今回は、紅葉直前の大台ヶ原日帰りハイキングの旅でした。。